定番音楽制作アプリで「GALAXY NEXUS」とAndroid4.0をチェックしてみた


 先日発売された、Android4.0搭載の「GALAXY NEXUS」が手に入ったので、この端末を使用して、Androidの音楽製作アプリを検証してみた。
 比較的動作にパワーを使う音楽制作系の定番アプリが、1.2GHzデュアルコア&Android4.0という仕様でどの程度動作するかを報告してみたい。文/ビバオール斎藤

CAUSTIC~ELECTRONIC MUSIC RACK

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 VAシンセ/303系ベース2基/ドラムマシン/PCMシンセ2基/ミキサー/エフェクトといったエレクトロ/ダンス系モジュールを搭載したイチオシ本格派アプリ。
 これまでの端末での演奏では同時2和音の制限であったが、GALAXY NEXUSでは4和音程度まで安定した演奏が可能となっている。上下2台の鍵盤が備わったモジュール「PCMSYNTH」では2台同時に5和音までは安定した演奏が行なえる。
 鍵盤のレスポンス(レイテンシー)に関しては、これまでのAndroidと同様で反応が良いとは言えず、何とか演奏できるといった感じだが、これはソフト側の対応で改善できそうな感じだ。
 パワー面では筆者が通常使用している端末「NEXUS ONE」では打ち込みや演奏中にフリーズする現象が度々あるが、このGALAXY NEXUSでは大変安定しており、フリーズは起きない。8台あるエフェクトの同時使用も問題なく動作するのはさすがと言った印象だ。
 操作面に関してはCAUSTICは特に細かいボタンやツマミが多いが、4.7インチといった大画面でストレスの無い快適な操作が行なえる。特にAndroid専用のタッチペンでの操作はオススメである。
「CAUSTIC」をダウンロードする(無料)

Uloops 音楽スタジオ Lite

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 ドラム/ポリシンセ/モジュラー/オーディオトラックといったダンスミュージックに最適な4つの音源を自由にトラックにアサインして曲が作れる本格的な音楽制作アプリ。
 Uloopsでは、シンセ音源を入力するピアノロールやドラムパターンを作成した場合、「更新」ボタンを押さないとEDITが反映されない仕組みで、更新時にはデータ書き換えにより、若干もたつく仕様となっている。この部分をNEXUS ONEと比較すると更新は多少速く、パワーは感じることができる。
 この他、Uloopsでは録音されたオーディオ素材のループ再生時にレイテンシー調節をしないと綺麗なループが行なわれないが、GALAXY NEXUSでは「-90ms」といった数値で意外にもNEXUS ONEと同等な感じだ。逆にパターン作成モードやオーディオ編集モードでのループ再生では若干ループが途切れるのが気になった。
 大画面での操作性に関しては4.7インチに合わせて拡大されるだけと思っていたが、ピアノロール画面が少しだけ広く使える。
 全体的な動作に関しては、これまでの端末とほとんど変わらない印象だが、これはアプリの仕様だと思う。今後のバージョンアップや専用のHD版仕様のリリースで大きく変わる可能性はあるだろう。 
「Uloops Lite」をダウンロードする(無料)

RD3 グルーヴボックス

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 ダンス/テクノ/ハウスなどで使用される定番のドラムマシン&ベースマシンを搭載したグルーブボックス系アプリ。このアプリはドラムマシンのキック/スネア/ハットなど6種類の音源によるステップモードの打ち込みとTB-303ベースマシン系音源によるステップ入力といった二つの音源のみをプレイするものでこれまでの端末でも問題なくサクサク動作するのでGALAXY NEXUSのパワーは関係ない感じだ。
 大画面では、ノブや小さなステップボタンの操作が、反応も良く、操作性が良い。サウンドに関してはGALAXY NEXUS本体のスピーカーの鳴りは高域が控えめで中域、低域が出るので本体スピーカーのみでも十分心地良いサウンドが楽しめる。
「RD3 Demo」をダウンロードする(無料)

Su-Preme MPA Lite

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 HIPHOPアーティスト“Wu-Tang Clan”と親交の深い“Sunz Of Man”プロデュースのMPC系サンプラーアプリ。HIPHOP定番機材AKAI「MPC」スタイルでの曲作りが楽しめるアプリだ。
 このアプリはVA音源は無く、完全にオーディオ素材ベースで動くアプリなので、これまでの端末では厳しい部分もあったと思う。
 GALAXY NEXUSではまず、パットの反応が良く、リアルタイムでの打ち込みが楽になった点は大きい。これまでは大きな遅れもあったため、1パッドずつの録音が限界であったが、同時に二つ、三つ扱える。
 このアプリの曲作りは何回もパッドを演奏して重ねていく「オーバーダブ」と録音で曲を仕上げていくスタイルだが、これまでは重ねていくうちに処理の待ち時間が長くなっていったが、GALAXY NEXUSでは処理が軽快になっている。
 メニュー切り替えなどは割ともっさりした感じはあったが、サクサクと動作する点も良い。GALAXY NEXUSでは間違いなくアプリ本来の能力を引き出す結果となった感じだ。
「Su-Preme MPA Lite」をダウンロードする(無料)

SPC ミュージック スケッチパッド

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 ワンショット&ループ系オーディオ素材を16個のパッドにアサインして曲が作れるAKAI「MPC」感覚のドラムサンプラー。
 Su-Preme MPAと同様にオーディオ素材中心での曲作りが特徴のアプリだが、こちらでは同時に16トラックのステップシーケンサーとリアルタイムでのパラメーターEDITがウリとなっている。
 このアプリは元々、多機能な割りには、これまでの端末で問題なく動作したのでGALAXY NEXUSではどうかと思ったが、各パッドのオン/オフやノブ操作、画面切り替えなどは断然反応が良い。ソングモードが無く、パターン変更やパラメーター変更で曲を仕上げるDJスタイルなアプリなので、反応の向上はとても大きい。
 サウンド品質を上げるオーバーサンプリングモードもデュアルコアを活かして楽に使用できるのも良い点だろう。
「SPC Demo」をダウンロードする(無料)

Speak and Spell

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 クラフトワークがアルバムで使用したことで現在でも多くのエレクトロ系アーティストがサウンドを使用しているTexasInstruments社製スピーチマシン「Speak & Spell」のエミュレーションアプリ。画面パッド内のアルファベットを押すとロービットな音声合成が発音されるのと、単語を作ってスピーチさせることができるアプリだ。
 基本は音声ファイルを読み込んで再生する形式なので特にGALAXY NEXUSのようなパワーは必要ないが、アルファベットボタンのタップ連打でもついてくるレスポンスの速さはさすがだ。 スピーカーのサウンドに関しては、本物のSpeak & Spellは本体にスピーカーを内蔵していて、GALAXY NEXUS本体も大きい為、結構近いサウンドが楽しめる。
「Speak and Spell」をダウンロードする(無料)

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※この記事の内容は2011年12月08日掲載時のものです。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。